ヤケクソワンナイトのつもりが、優しいマッサージにほぐされて…

ミサキの視点

緊張の瞬間

　私は、目の前に座るタケシさんの姿に見とれていた。彼の凛々しい顔立ちが、レストランの柔らかな照明に浮かび上がっている。

　彼氏に「体の相性が合わない」とフラレて傷心していた私。「それならもっと経験積んでやる・・・！」とおっかなびっくり登録した出会い系アプリで、マッチング一発目にして会ったのが今日。相手のタケシさんは30代中盤でかなり年上のはずだったが、そうは見えない若い風貌で、背も高くて、がっちりしてて、ビックリした。というか・・・実は結構、いやかなり、タイプなんだけど。

「タケシさん、なんで私なんかと会おうと思ったんですか？」私は不安に駆られて尋ねた。自分の声が震えているのが分かる。

「メッセージのやり取りから性格いいなって思ってたしね。それに、会ってみたら可愛くてびっくりしたよ」タケシさんは優しく微笑みながら答えた。その言葉に、私の頬が熱くなるのを感じた。彼の深い瞳に吸い込まれそうで、思わず目を逸らしてしまう。

期待と不安の狭間で

　会話が弾み、私たちは店を出た。夏の日差しが強く、汗が滲み出てくる。タケシさんの肩幅の広さに目を奪われ、思わずドキリとする。彼の腕の筋肉が、Tシャツの下で動くたびに、私の心臓が高鳴った。

「少し休憩しませんか？」私は突然立ち止まり、上目遣いでタケシさんを見上げた。自分でも驚くほど大胆な提案だった。期待と不安が入り混じり、胸が締め付けられる。

「うん、そうしよう」タケシさんは答えた。周りにはラブホテルの看板が並んでいる。私の頬が熱くなり、心臓が激しく鼓動を打ち始めた。

初めての触れ合い

　部屋に入り、シャワーを浴びた後、私たちはベッドに腰掛けた。タケシさんの筋肉質な上半身が、バスローブの隙間から覗いている。その姿に、私の呼吸が乱れる。

「実は・・・あまりそういう経験がなくて・・・エッチしててイッたこともないんです」私は怖気づいたあまりに告白した。

「そうなんだ、全然大丈夫」と微笑んだタケシさんは、「ちょっとマッサージしてみてあげるよ」と優しく言った。

「は、はい…」私の声が震えている。タケシさんがゆっくりと私の背中に手を置いた瞬間、電気が走ったような感覚に襲われた。

　大きな手のひらが、私の背中をゆっくりと撫でる。その温もりに、私の全身が熱くなっていく。タケシさんの指先が、私の肩甲骨や背筋を丁寧にほぐしていく。その優しさに、私の緊張が少しずつ解けていくのを感じた。

マッサージでほどける緊張

「気持ちいい…」思わず漏れた私の声に、タケシさんの呼吸が荒くなるのを感じた。

「もっとリラックスしていいんだよ」タケシさんが耳元で囁いた。その低い声に、私の背筋がゾクゾクと震えた。彼の手が、ゆっくりと私のガウンをはだけさせていく。

　彼のマッサージは思いのほか痛く、うめき声が出た。「いた、たたたたた・・・」

　20分くらい経っただろうか。タケシさんが、「血行よくなってきたでしょ」と手を休めて行った。確かに、体がぽかぽかするし、ちょっと眠い。

「今するとね、気持ちいいよ」と囁いたタケシさんは、私のブラのホックを外した。

　私の肌が露わになるにつれ、タケシさんの呼吸が乱れるのが分かる。彼の熱い視線が、私の体を舐めるように這う。そして、タケシさんが私の唇を優しく奪った。舌を絡ませ、互いの吐息を感じ合う。彼の唇の柔らかさと、少し荒い舌触りに、私は夢中になった。

「ん…んぅ…」思わず漏れる私の声。タケシさんの手が私の胸に伸び、やわらかく揉みしだく。

「あぁっ！」その感触に、小さな悲鳴が漏れた。タケシさんの目が欲望に濡れているのが分かる。その視線に、私の体が熱く疼きだした。

夢のような快感

　タケシさんに覆いかぶさられ、優しく頭を撫でられると、耳元で甘い囁きを感じた。

「君がリラックスしてくれてるのは伝わってるよ。こんなにトロトロになって・・・嬉しいよ」

　タケシさんの指が私の秘部に触れ、溢れ出た蜜をすくい上げ、クリトリスに塗り付けられる。

「あっ・・・そこ・・・」

　私は、タケシさんの指使いに甘い声を漏らした。二本の指でクリトリスを優しくこね回され、包皮を刺激されると、粘っこい音が響き、私の体を刺激する。

「あっ、だめ・・・きちゃう・・・」

　お腹の奥から湧き上がる感覚に、私は体が震えるのを感じた。遠くに吹き飛ばされそうな感覚にパニックになり、タケシさんを押しのけようとするが、腕に力が入らない。

「大丈夫、そのままイッてごらん。怖がらなくていいから」

　タケシさんは優しく私を励ます。私の中がきゅんきゅんと波打つ感覚に、タケシさんは指の動きを止めらかった。

「あっ・・・あぁ・・・」

　私の体から甘い熱が噴き出し、空を飛ぶような感覚を味わった。初めての感覚だった。

「これが・・・イくってこと・・・？」

　私は恥じらいながらも、官能的な感覚に身を委ねていた。タケシさんはゆっくりと私の中を掻き混ぜる。

「あっ！そこ・・・」

　私は自分の声に驚きつつ、体が勝手に反応してしまうのを感じた。中から湧き上がる快感にパニックになりかけたが、タケシさんの優しい言葉に安心する。

「準備はできてるよ。もっと気持ちよくなろう」

　タケシさんはガウンと下着を脱ぐと、手早く男根にゴムをつけた。私はタケシさんの筋肉質で浅黒い体に興奮を覚えた。

「・・・痛かったら言ってね」

　タケシさんは私の両脚を抱え、M字開脚の恥ずかしい格好にさせる。私は恥ずかしさを感じつつ、同時に興奮を抑えきれなかった。タケシさんの先端が私の濡れた秘部に触れると、彼女は甘い声を漏らした。

「あっ・・・深っ・・・」

　タケシさんがゆっくりと腰を沈めていくと、私は自分の奥に触れられた感覚に驚く。彼のペニスが子宮の奥まで届き、私は甘い喘ぎ声を上げずにはいられなかった。

「君の中、狭くて熱い・・・気持ちいいよ」

　タケシさんの言葉に、私は自分の体が反応してしまうのを感じた。中がきゅっと締まり、さらに熱い蜜が溢れ出る。

「ああ・・・やばい」

　タケシさんは私の反応に我慢できなくなり、激しく腰を動かし始めた。

「あっ・・・タケシさん・・・ごめん・・・」

　私は、タケシさんが自分の中で絶頂を迎えようとしていることに気づき、謝るように囁いた。

「大丈夫・・・イッて・・・俺も・・・」

　タケシさんは私の体を抱きしめ、甘いキスを交わした。二人は同時に絶頂を迎えた。きゅうきゅうときつく締まった自分の中で、熱い塊が震えるのを、目の前が真っ白になりながら感じていた。