同棲の話も出ていた彼が突然転勤に。あっという間に迎えた別れの日…

同棲の話も出ていた彼が突然転勤に。あっという間に迎えた別れの日…

2024/07/29
エリィ
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彼からついに同棲の話が!

奈月は会社の同僚の竜之介と秘密の社内恋愛中。二人の関係は順調に進んでいた。

ある夜、奈月のマンションで、竜之介が真剣な表情で切り出した。

「そろそろ一緒に住まない?」

竜之介の端正な顔立ちに、珍しく緊張の色が浮かんでいる。普段は自信に満ちた彼の姿とは違い、今は少し不安げな様子だった。その仕草に、奈月は胸が高鳴るのを感じた。

「え?嬉しい!」

奈月の声が弾んだ。竜之介の顔がパッと明るくなり、その表情の変化に奈月は心を奪われた。彼の濃いまつ毛に縁取られた瞳が、幸せそうに輝いている。

突然の彼の転勤発表

しかし、その幸せな時間もつかの間。数日後、会社の朝礼で思いもよらぬ発表があった。

「竜之介くんが代表としてついにオープンが決定いたしました。来月からしばらく札幌の方に頑張ってもらうので」

上司の言葉に、奈月は衝撃を受けた。竜之介の顔を見ると、彼もまた困惑した表情を浮かべている。その引き締まった顎のラインに、緊張が走っているのが見て取れた。

朝礼後、二人は人目を避けてコピー室で密談した。

「なんで言ってくれなかったの?」奈月が問いただすと、竜之介は申し訳なさそうに首を傾げた。

「俺もつい昨日知ったんだ。どう伝えようか悩んでいたところだった」

彼の広い胸板が、深いため息とともに上下する。奈月は複雑な思いを抱えながらも、竜之介の準備を手伝うことにした。

慌ただしく過ぎる別れの日

そしてあっという間に、別れの時が訪れた。

会社の執務室で、奈月は竜之介を見送る。彼の引き締まった背中に、スーツがぴったりと合っている。普段なら惚れ惚れするその姿に、今は切なさが込み上げてくる。

「じゃあ行ってくるね」竜之介が振り返り、その深い瞳で奈月を見つめた。

「うん」奈月は精一杯の笑顔を作る。

「電話するから待っててね」竜之介の声に、優しさと決意が混ざっていた。

「うん、頑張ってね」

竜之介が去っていく姿を見送りながら、奈月は胸が締め付けられるような思いだった。

寂しく一人酒。すると彼が…

その夜、奈月は一人寂しくアパートでお酒を飲んでいた。

「そりゃあ嬉しいし、応援したいけど、、、寂しいもんは寂しいって」

グラスを傾けながら、奈月はつぶやく。突然、電話が鳴った。竜之介からだ。

「え、玄関?」

奈月が電話を片手に戸惑いながらドアを開けると、そこには竜之介が立っていた。彼の額には汗が浮かび、息を切らしている様子。シャツの胸元のボタンが外れ、鍛え上げられた胸筋が覗いていた。

「ちょっと!ちょっと!」

奈月が驚いて声を上げる前に、竜之介は彼女を抱きしめた。その強い腕に包まれ、奈月は竜之介の体温と心臓の鼓動を感じた。

「明日の朝一に飛行機変更して戻ってきた。今日は朝までくっついてたい」

竜之介の低い声が、奈月の耳元で響く。その声に、奈月の心は溶けそうになった。

「嬉しい、会えて」

二人の唇が重なり、熱い吐息が交わる。竜之介の手が奈月の体を撫で回し、その触れる場所すべてに火がついたかのような感覚が走る。

「行かないで嬉しい」奈月は竜之介の胸に顔を埋める。

そのままベッドに倒れ込んで…

ベッドに倒れ込んだ二人。竜之介が唇を首筋に這わせる。彼の舌が肌をなぞり、奈月はゾクゾクとした快感を覚える。

「やっぱり行くの寂しいな」竜之介の声が、切なさを帯びている。

奈月が竜之介の上に跨ると、彼の逞しい腹筋が目に入る。その筋肉の起伏に触れながら、奈月は竜之介と一つになる。

「これ気持ちいい」竜之介の声が、快感に震えている。

「あ、気持ちいい」奈月も声を漏らす。

竜之介の手が奈月の腰を掴み、リズミカルに動かす。その動きに合わせて、奈月の胸が揺れる。腰を突き上げる竜之介の端正な表情に、一筋の汗がつたう。

やがて竜之介が体勢を変え、奈月を抱き寄せ、その上に覆いかぶさる。その強い腕に包まれながら、奈月は竜之介を受け入れる。竜之介の表情が歪み、快感に溺れていく様子が奈月の目に焼き付く。

「大好きだよ」奈月の言葉に、竜之介の動きが激しくなる。

二人の吐息が乱れ、やがて絶頂を迎える。

余韻に浸りながら、竜之介は奈月を優しく抱きしめた。その腕の中で、奈月は安心感に包まれる。

「戻ってきて正解だった」竜之介がつぶやく。その声に、幸せと愛おしさが溢れている。

「うん、本当に」奈月も頷く。

二人は互いの目を見つめ合い、改めて愛を確認し合う。竜之介の顔には優しい笑みが浮かび、その表情に奈月は心を奪われる。

「しばらく遠距離になるけど、改めてちゃんと話していこう。俺たちのこと、これからのこと」

竜之介の言葉に、奈月は頷いた。明日来る別れは辛いけれど、今はこの幸せな時間を噛みしめたい。そう思いながら、奈月は竜之介の胸に顔を埋めた。

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